日本は本当に平和
今日3月5日の朝日新聞には日本という国を、特に今の日本を
俯瞰した面白い記事が載っている。
2つあって一つは「天声人語」。
作家・草野心平が火の車という居酒屋を始めたときのエピソードである。
戦後の1952年に「生活が火の車だったから」始めた居酒屋は
草野が自ら店に立ち、いつも文豪が出入りしていたんだそうな。
数年でつぶれてしまうそうだが、どんなピンチな状態でも
平静を装うのが日本人なんだとか。この記事は国家予算が相変わらずムダに
浪費されていることに対する警鐘なのだが、その一方で・・・
もう一つの記事。経済面であるが、消費者金融が住宅ローンに続々参入している
というニュース。
消費者金融といえば昔は「サラリーマン金融」略して「サラ金」といって、
もはや銀行などまともな筋からは借金できない人のための「禁断の財布」だった。
国で定めた利息の上限ぎりぎりまで設定し、容赦なく貸しはがす、ほとんど
ギャングというイメージである。
記事によれば優良な客には銀行よりも低い金利設定もありうるのだそうだ。
以前勤めていた会社の親に当たる某カード会社はみずほ銀行が大株主である。
みずほは他の銀行と違って消費者金融とは組まない明確な姿勢がある。
これは消費者金融の顧客は一般的に所得が低く、必ずしも銀行にとっての
”優良”顧客となりえないからという考えに基づく。そう考えると消費者金融が
低金利で貸し出す住宅ローンなんてタダのプロパガンダといっていいのではないか。
とはいえ、(住宅ローン引き下げは)大きな変化には違いない。
変わらない国のスタンスと、変化する一般経済の流れ。
対照的な日本の世相というものを垣間見た気がする。


